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#0017 英語本紹介 村上式シンプル英語勉強法 -使える英語を、本気で身につける

#0017 英語本紹介 村上式シンプル英語勉強法 -使える英語を、本気で身につける

村上式シンプル英語勉強法
by カエレバ

英語のやり直しを決心した時に、読んだ本です。
役立つことがたくさんありました。

ビジネスマンのお立場から、「英語を勉強する必要性」を説明されていて、
子どもが働く時代には、「英語はできて当たり前」になるんだろうなーと思いました。

CNNニュースなどの街頭インタビューで、英語のテロップが出るのは東京のインタビューだけ。
他の国は英語で質問されても英語で答えてるとのこと。
ホントそうですね。

方法は、
「読む」
「単語を覚える」
「聴く」
「書く」
「話す」
という5つの側面からのアプローチ。
それぞれのチャプターにゴールを設定されています。

グーグル日本法人の元社長さんでありながら、
Googleのツールも使わないし、モバイルやパソコンも使いません。
私がこの英語勉強法を編み出したのは、30年前、まだパソコンなどなかった時代だから。
パソコンなどなくても英語は勉強出来ます!
とハッキリ言い切ってらっしゃるのが面白い。

私は特に「読む」と「単語を覚える」のアプローチが役に立ちました。

「読む」に関しては、スピード重視。
早く読むコツとして
■ 後ろへ戻らない」
■ パラグラフの途中で息継ぎしない(一定のスピードを自分に強制するため)」とありました。

わからない単語が出てきた時の対処法として、
「知らない形容詞はGOODかBADに変換する」とありました。
私も以前は同じことをしていて、文脈でポジティブなのかネガティブなのかを判断したら深追いしないことにしていました。
大事な単語だったら、またそのうち出てくるだろう、、、と気楽に考えて。
(今は、わからない単語は基本的に調べています。)

「読む」のゴールは、日本語と同じように英語を読めるようにする、とありました。
そのために300万語読むことを推奨されていて、まず100万語として小説で10冊・ノンフィクションなら5冊を読むように指示があります。

「単語を覚える」に関してのゴールは、「ビジネスで通用する1万語を知っている」とあります。
単語の勉強法として「毎日1万語を眺めること」とありましたが、これはなかなか難しいと思います。

重視しないポイントとして、
イディオム・発音などをあげられていました。
ビジネスマンは忙しいから、やらないことを決めるのも重要というスタンスなんだと思います。
そのへんは自分の優先順位と折り合いをつけて、着地点を決めればいいんでしょう。

この本が想定するゴールはかなり高く、TOEICだと軽く900点を超えると思います。
ただし、TOEICのスコアのためではなく、本当に英語で交渉できるようになるためのトレーニング方法だと思いました。
森沢先生が提唱する「使える英語にするためのトレーニング」と重なる部分もあります。

また著者の方は、3~4年で英語をマスターしたとありますので、やはり時間がかかるトレーニングです。近道はないんですよね。

英語のトレーニングの方法論としてはもちろん、
子どもに「なんで英語やらなくちゃいけないの?」と言われた時の説明をしやすくしてくれる良書だと思いました。
これからは、人生のヒマな時期に英語をマスターすることは、本当に重要なことになってくるんでしょう。

おススメの小説として紹介されていた、「Hotel
今年は絶対読んでみたいです。

Hotel (English Edition)
by カエレバ

他にも、ご使用になられた教材・本が具体的に紹介されています。
私もボキャビルの単語本として、
発信型英語10000語レベルスーパーボキャビルに取り組みました。
(ボキャビルについては、また別記事にまとめる予定です。)

発信型英語10000語レベル スーパーボキャブラリービルディング(CD3枚付) (CD BOOK)
by カエレバ